エイジングフィルターという言葉をご存知でしょうか?
エイジングフィルターとはGoogleが主に新規ドメインに対して施しているアルゴリズムのひとつです。
Googleは公式にはこのエイジングフィルターの存在を明言していませんが、これまでのデータを見てみると明らかに存在していると言えます。
目次
エイジングフィルターとは何か?
エイジングフィルターはドメインの検索順位に関わるもので、このフィルターにかかると、ある時期よりブログ記事がほぼすべて圏外となってしまいます。
ブログが圏外になるものとしてはGoogleによるペナルティもありますが、エイジングフィルターの特徴としては一定の期間を過ぎると再び順位が戻ってくるという点です。
検索順位が圏外になってしまうので、このフィルターの存在を知らないと自動ペナルティと勘違いしてしまい、トレンドブログや特化ブログを運営していると更新をやめてしまいがちです。
もしくはアフィリエイト自体も諦めてしまう可能性もあります。
ただこれはすごく勿体無いです。
なぜならエイジングフィルターはペナルティではないので、再び圏外から戻ってきてアクセスを集めるサイトやブログになる可能性があるからです。
エイジングフィルターはどのくらいの期間で解除されるのか?
エイジングフィルターにかかったブログは、新規の記事ページが圏外となってしまうため、アクセスはほぼ見込めなくなります。
ただし、ずっとその状態というわけではなく、早いと数週間、おそいと3ヶ月から半年くらいで圏外から戻ってきて、再びアクセスを集めるようになる可能性が高いです。
例えば、これはエイジングフィルターにかかり、その後アクセスを集めだしたサイトのPVの遷移になります。
8月は1日数PVでしたが9月に入ってフィルターが解除され、その後のアクセスは右肩上がりを続けています。
どういったサイトがエイジングフィルターにかかるのか?
エイジングフィルターは主に新規ドメインのサイトがかかりやすいです。
記事を入れ始めて数週間くらい経過してアクセスがまったく集まっていなければ、このエイジングフィルターを疑ってみるべきです。
周りから入ってくる情報やこれまでも経験も踏まえると、大体新規サイトの2分の1くらいは、このフィルターにかかっています。
ですので、結構な確率である時期よりアクセスが集まらないという経験をすることになりがちです。
そして、どちらかというと英字ドメインよりも日本語ドメインのほうがエイジングフィルターにかかりやすいです。
エイジングフィルターにかかりにくいサイトとは?
最近推測しているのは『初期の更新頻度や記事数、サイトの滞在時間などもこのフィルターに影響しているのはないか?』ということです。
比較的更新頻度が高く、記事内の文字数が多い専門的なサイトで滞在時間も長めのサイトがあるのですが、それは2ヶ月以上経過してもエイジングフィルターにはかかっていないです。
ですので、更新頻度が低かったり滞在時間が短かったりして、Googleが新規サイトを評価するのに十分にデータを得ることができなかったサイトがフィルターにかかりやすいのはないかということです。
これまはまだ検証段階なので今後さらにデータを取って確認してみます。
エイジングフィルターを判別する方法
まず1日に数百PVくらい集めているサイトであれば、そのアクセス数が一桁から二桁まで下落するのでアクセス解析をしていればすぐに分かります。
無料で使えるアクセス解析ツールの1番のおすすめはGoogleアナリティクスです。
ある時期から投稿した記事がインデックスされてもすべて圏外となってしまうので、インデックス後に記事タイトルでYahooやGoogleなどで検索してみて、きちんと1ページ目に表示されているか確認します。
もしタイトルで検索したにも関わらず1ページ目にも表示されていない場合は、フィルターにかかっている可能性が高いです。
タイトルで検索して1ページ目に表示されたとしても、今度はそれをキーワード単位で区切って検索してみて、それでもきちんと検索結果に表示されるかも合わせて確認します。
例えば、
「日本のスマホ料金は高い!? 総務省が世界7都市の通信料を比較」
という記事タイトルであった場合は、
「日本 スマホ料金 高い 総務省 世界7都市 通信料 比較」
として検索してみて、きちんと検索結果に表示されるか確認するわけです。
キーワード単位で検索して圏外だったりすると、まだ完全にはエイジングフィルターから抜けたとは言えないです。
このフィルターはある時期からの記事が圏外になってしまうことが多いので、最新記事から数記事に対してこの検索チェックをします。
もしほぼすべてのページがきちんと検索結果に1ページ目に表示されるようなれば、フィルターが解除されたと捉えることができます。
フィルターが解除されると日々のPVが急に増えてくるので、その動きはアクセス解析からも分かります。
エイジングフィルターにかかった場合の対処法
エイジングフィルターにかかってしまった場合は、それ以降はブログに記事を入れてもほぼアクセスが集まらなくなります。
トレンドブログや特化ブログでアクセスを集めてアドセンスで稼ぐことを実践している場合は、その作業自体が無駄になってしまうので一旦そのブログへの記事投稿をストップします。
そしてフィルターが解除されたかを確認するためのアクセス数チェックと最新数記事の検索順位チェックに留めます。
次に新しいブログを立ち上げて、その新たなブログに記事を入れていきます。
もちろん、その新しいブログが再度フィルターにかかる可能性もありますが、その場合はまた新しいブログを作っていきます。
そうすると最悪3つ4つくらいのブログを作った時には、最初のブログのフィルターが解除されるタイミングだっりするので、そうなったら最初のブログをメインにして育てていくという戦略を取ることもできます。
フィルターにかかり、いくらい記事を書いてもアクセスが集まらないブログで実践を続けるのは時間も労力ももったいないので、どんどん次の手を打っていくほうがより効率的です。
無料ドメインの場合は?
このエイジングフィルターは独自ドメインだけでなく無料ブログでも発生します。
現象は独自ドメインの時と同じで、記事が圏外になりアクセスが集まらなくなるというものです。
無料ブログの場合は使い捨て感が強いので、気にせずに次のブログを作っていけば問題ないです。
まとめ
トレンドブログや特化ブログなど運営していると
- 新規ブログのアクセスがいきなり減る
- いつまで経ってもアクセスが集まらない
ということが結構よくありがちですが、その場合はこのエイジングフィルターにかかっている可能性があるので、一度ブログをチェックしてみることをおすすめします。
そしてフィルターにかかっていたとしてもペナルティとは違い、いずれは解除されるものなので気持ちを切り替えて次へと進むべきです。
私の感覚としては一度フィルター受けたサイトは、その後解除されると以前よりも上位表示されやくなっていると感じます。
適切な検索結果に表示されるようになった為なのかどうかは定かではないですが、一度フィルターを受けたサイトはその後安心して育てていくことができるので、そうしたサイトを作るために必要な登竜門として割り切って捉えていきましょう。
POKE
椎名さん
はじめまして、POKEと申します。
エイジングフィルターという言葉を初めて知りました。
諦めて作業を止めてしまうのはもったいないですよね!
応援ぽちさせていただきますね♪
今後ともよろしくお願いします。
POKE
netadmin
POKEさん
コメントありがとうございます。
エイジングフィルターであれば、アクセスは戻ってきますので、
ペナルティと勘違いしてしまうのは勿体ないですよね。
つまらない理系男子
椎木さん
こんばんは。はじめまして!
私も無料ブログを運営していて、エイジングフィルタを受けました。
この情報を一切知らず、記事を入れ続けてました。
今では解除されて、メインとなってます!
分かりやすい情報ありがとうございます!
つまらない理系男子
netadmin
コメントありがとうございます。
エイジングフィルターにかかった時は、
記事を入れてもアクセスには繋がりませんので、
一時的に様子をみて、解除されてから再開するのが効率的ですね。